映画”戦場に架ける橋”の舞台になったクワイ川。バンコクから車で2時間(交通渋滞によるが)の道のりはのどかな田舎風景が続く。こんな静かなところで五十何年前は何万人という人が亡くなったとは想像できない。
ようこそ
カンチャナブリへ
電車の旅のお供には・・・このドライマンゴだとガイドのニコさんがくれた。マンゴというよりもあんずの味がする。こうやって色んなところで干している。
カンチャナブリからナム・トクまで一時間半くらい。現在はタイ国鉄で運営されている。この間は観光客で混むから席を探すのが大変。スペシャルカーという座席指定できる車両は150バーツ。途中飲み物やクッキーを出してくれる他、降りる前に証明書をくれる。
ゆっくりと穏やかに流れるクワエ川。この辺りではトレッキングやラフティングも楽しめる。
JEATHミュージアムの裏からロングテールのスピードボートで橋までは30分弱。のどかな田舎風景が続く。お決まりのツーリストコース。
クワエ川鉄橋
泰緬鉄道は第二次世界大戦中海上でシンガポール経由でビルマやインド戦線へ軍需物質を送ることが困難になった日本軍の内陸のルートとして計画された。タイからビルマへのジャングルを抜けるこの全長は415km。この鉄道は少なくとも5年かかるといわれていたが、日本軍が圧力をかけ15ヶ月で完成した。この橋は輸送網切断のための連合軍の爆弾投下の標的となり、犠牲者を多くだした。鉄道建設中の死者はアジア人80,000人、イギリス人6540人、オランダ人2830人、オーストラリア人2710人、アメリカ人356人、日本・韓国人1000人。
博物館の建物である竹の小屋は捕虜の住居を復元したもの。
JEATHカンチャナブリ戦争博物館
開 8:30−18:00
料 30バーツ
第二次世界大戦中1942年から43年にかけて日本軍によって行われた”死の鉄道”(泰緬鉄道)の建設に関する資料や遺品などが展示されている。JEATHとはJAPAN、ENGLAND、AUSTRALIA、THAILAND、HOLLANDの頭文字をとったもの。DEATH(死)ではあまりに強烈な印象を与えるのでおきかえられたそう。1977年に設立された。捕虜やタイ人によって写された写真や、生き残った体験者の話から描いた絵などが展示されている。1945年9月8日、解放とともに捕虜たちが飲んでいるコーヒー(Freedom Coffee)の写真が印象的。
Kanchanaburi War Cemetery
戦争中、日本軍の泰緬鉄道建設により過酷な労働で病気や栄養不足で死んだ7000人近くの連合軍兵士が眠っている墓地。20代から30代の若い兵士のものが多い。名前とともに家族からのメッセージなども刻まれていて、心打たれるものが多い。きれいに整備され花が植えられているので、一年中お花に見守られている墓石。一方、名もない中国、インドネシア、ビルマ、マレーシア、インド、シンガポール、タイなどのアジア人強制労働者10万人近くは今でも密林に眠っている。人の命の尊さは同じはずなのに・・・